[仕事]タスクがシミュレータ上で動き出す

 今日もメーカのシミュレータ上で新しいOSをテスト。
 以前のCPUではキャッシュのプリフェッチ命令を散りばめていたのだが、新しい CPU はその命令をサポートしていない。しかしまだその命令がコード上に残っていたため、シミュレータでエラーが発生した。このため改めて逆アセンブルで捜索し、全て退治する。
 また、タスクを生成するために行なう、スタックの初期化を新しい CPU の形式に合わせた。さらに従来のトラップ命令の番号が新しいCPUの I/O 割り込みと重複していたので、別の番号に変更した。ここまででやっとタスクとシステムコールが動き出した。
 ただトレース機能をオンにすると、シミュレータの速度が極端に低下する。待ち時間が長くなる。やはり実機にはおよばない。ここまでくると、早く実機が欲しくなる。